経営事項審査・入札参加資格の知識

MANAGEMENT REVIEW / GUIDE 07

経営事項審査・入札参加資格の知識

公共工事へ参入するための、決算変更届、経営状況分析、経審、総合評定値、入札参加資格、名簿登載までを決算月から工程化します。

QUICK ANSWER

経審は一度の申請ではなく、毎年切れ目なく受ける仕組みです

公共工事を発注者から直接請け負うには、原則として経審と入札参加資格が必要です。結果通知の有効期間、決算変更届、分析、自治体の受付時期を逆算し、空白期間が生じない年間工程にします。
5-STAGE ROADMAP

公共工事参入の5段階

1. 決算

完成工事高・技術職員等の基礎データを確定。

2. 決算変更届

工事経歴・財務諸表を許可行政庁へ提出。

3. 経営状況分析

登録分析機関からY評点の結果を取得。

4. 経審

東京都へ申請し総合評定値Pを取得。

5. 入札資格

希望自治体・業種へ申請し名簿登載。

SCORE STRUCTURE

総合評定値Pを構成する評価

区分主な内容改善の方向
X1・X2 経営規模完成工事高、自己資本額、利払前税引前償却前利益受審業種、平均完成工事高、決算の中長期管理
Y 経営状況負債抵抗力、収益性・効率性、財務健全性、絶対的力量決算前から財務指標を確認
Z 技術力技術職員数、元請完成工事高資格取得、配置、雇用、元請実績の記録
W その他社会性等担い手、建退共、防災、法令遵守、研究開発、建設機械等適用基準と証明資料を項目別に整備
2026 REVISION

令和8年7月1日施行の経審改正を反映

新設・見直し

担い手育成・確保

「建設技能者を大切にする企業の自主宣言制度」の有無など、その他社会性Wの評価が改正されました。

証明資料

建設機械・新様式

対象機械や様式の見直しがあるため、2026年7月1日以降の申請は東京都の新様式と説明書で確認します。

点数改善は申請直前の書類操作ではありません。決算、資格取得、雇用、制度加入、機械保有など、基準日より前に実態を作り証明資料を保存する必要があります。

最新基準:東京都「経営事項審査の基準が改正されます」東京都 経営事項審査

ANNUAL CONTROL

決算月から管理する項目

決算前

評点試算、完成工事高の業種配分、技術職員、W項目、未提出変更を確認。

決算後

税務決算確定、建設業財務諸表、工事経歴、分析・経審予約を進行。

結果通知後

点数と前年度差を検証し、入札参加資格へ反映。

次年度

資格・財務・社会性の改善策を基準日前に実行。

FAQ

経審・入札のよくある質問

経審を受ければ自動的に入札できますか。

経審の結果に加え、発注機関ごとの入札参加資格申請、名簿登載、案件ごとの参加条件が必要です。

点数は申請直前に改善できますか。

項目によっては基準日時点の実態や決算数値が使われるため、直前では間に合いません。決算前に試算します。

毎年受ける必要がありますか。

公共工事を継続して直接請け負う場合、有効期間を切らさないよう原則として毎年の受審工程を組みます。

決算・経審・入札を一つの年間工程へ

現状点と目標案件から、受審業種・改善項目・申請時期を設計します。

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