経験・常勤性・営業所の証明

PROOF / GUIDE 03

経験・常勤性・営業所の証明

建設業許可の難所は、要件の知識より証拠の組み立てです。「実際に経験した」「毎日勤務している」「事務所がある」を、第三者が確認できる資料へ変換します。

QUICK ANSWER

証明は1枚の資料ではなく、期間と事実をつなぐ作業です

経営経験や実務経験は、在籍していた事実だけでは足りません。その期間に建設業を営み、対象工事を請け負い、本人が所定の地位・職務にあったことを複数資料でつなぎます。資料名だけでなく、日付・名義・工事内容・入金の対応を確認します。
3 PROOF AREAS

証明の中心となる3分野

EXPERIENCE

経営経験・実務経験

登記、確定申告、過去の許可副本、契約書、注文書、請求書、入金資料等から必要期間を構成します。

FULL-TIME STATUS

常勤性・専任性

健康保険、雇用保険、住民税、賃金台帳、出勤状況、他社役員・兼業等を確認します。

BUSINESS OFFICE

営業所の実体

使用権原、独立性、固定電話、机・備品、標識、外観・内部写真、見積・契約業務の実態を整理します。

EVIDENCE CHAIN

経験証明を4つの鎖でつなぐ

1. 誰が

本人・会社・個人事業主の同一性と地位。

2. いつ

開始・終了時点と必要年数の連続性。

3. どの工事を

対象業種に該当する具体的な施工内容。

4. 事業として

契約、請求、入金、申告の対応関係。

請求書だけで判断しない:件名が「工事一式」だけの場合、業種を判定できないことがあります。見積内訳、注文書、契約書、工程表、写真等を組み合わせられるか確認します。
PROOF MATRIX

資料の役割を分けて確認する

証明したい事実資料候補注意点
法人での役員経験登記事項証明書、過去の許可副本、建設業を営んだ資料役員期間だけでなく建設業の経営経験か
個人事業の経営経験確定申告書、工事契約・請求・入金資料対象年、事業内容、税務署受付の確認
業種別の実務経験契約書、注文書、請求書、入金確認、工事明細工事内容と期間を業種ごとに整理
現在の常勤性健康保険、住民税、雇用・給与資料等他社勤務、遠距離住所、兼業との整合
営業所の実体賃貸借契約、登記、公共料金、写真、電話住居・他社スペースとの区分、使用目的

確認基準:東京都 建設業許可の手引・確認資料国土交通省「許可の要件」

WHEN DOCUMENTS ARE MISSING

資料不足時の確認順序

STEP 1

過去の申請副本を探す

許可行政庁、旧勤務先、顧問税理士、社内保管庫を確認します。

STEP 2

公的記録を取り直す

登記、税務、保険等、再取得できる資料の保存期間と対象年を調べます。

STEP 3

民間資料を突合する

契約・請求・入金・元請資料など、同じ工事を示す資料を組み合わせます。

FAQ

証明のよくある質問

請求書があれば実務経験を証明できますか。

請求書の件名、工事内容、期間、名義、入金資料等を確認します。請求書だけで対象業種や実際の取引を確認できない場合は追加資料が必要です。

前勤務先に証明を頼めない場合はどうなりますか。

過去の許可副本、公的記録、本人保管資料等で代替できるかを調べます。申請先と証明内容によって判断が異なります。

自宅を営業所にできますか。

使用権原、住居部分との区分、独立性、電話・備品、建設業営業の実態などを確認します。賃貸の場合は契約上の使用目的にも注意します。

手元資料から、証明できる期間を逆算します

資料名だけでなく、実際の記載内容を確認して申請ルートを設計します。

証明資料を相談次に申請を見る