建設業財務諸表コンバーター|一般の決算書から様式第15号〜第19号へ

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建設業財務諸表コンバーター

税理士事務所が作った一般の決算書を貼り付けると、建設業法施行規則の様式(貸借対照表・損益計算書・完成工事原価報告書・株主資本等変動計算書・注記表)の形に読み替えて出力します。貸借の一致や完成工事原価の整合も自動で検算します。

登録不要・無料入力内容は送信しませんExcel・CSV出力対応法人/個人事業主
QUICK ANSWER

一般の決算書は、そのままでは決算変更届に使えません

建設業許可を受けた建設業者は、毎事業年度終了後4か月以内に決算変更届(事業年度終了報告)を提出する必要があります。 このとき添付する財務諸表は、建設業法施行規則の別記様式で作成しなければなりません。売掛金は「完成工事未収入金」、買掛金は「工事未払金」、仕掛品は「未成工事支出金」、前受金は「未成工事受入金」へ読み替え、さらに一般の決算書には存在しない完成工事原価報告書(材料費・労務費・外注費・経費の区分)を新たに作成します。このツールはその読み替えと検算を行います。

計算はこのページを表示しているブラウザー内だけで行われます。入力した決算数値を当事務所や外部サービスへ送信することはなく、ブラウザーにも保存しません。ページを閉じると入力内容は消えるため、作業を中断する場合は「入力を保存」でJSONファイルを書き出してください。

ACCOUNT MAPPING

主な勘定科目の読み替え

建設業財務諸表で特徴的なのは、営業循環に関する4つの科目です。ツールはこの読み替えを自動で行いますが、意味を理解したうえで確認してください。

一般の決算書建設業財務諸表内容
売掛金完成工事未収入金完成・引渡しが済んだ工事の未回収代金。建設業以外の売掛金は「その他」または兼業分として区分します。
買掛金・外注未払金工事未払金工事に係る材料費・外注費等の未払額。
仕掛品・未成工事未成工事支出金期末時点で未完成の工事に投入した原価。
前受金未成工事受入金未完成工事について受け取った前受金・出来高入金。
売上高完成工事高/兼業事業売上高建設工事による売上と、それ以外(不動産賃貸・物品販売等)の売上を必ず区分します。
売上原価完成工事原価/兼業事業売上原価完成工事原価は、材料費・労務費・外注費・経費に区分して原価報告書を作ります。
原材料・貯蔵品材料貯蔵品工事用の材料および貯蔵品。

上表は代表例です。ツールには約300語の勘定科目辞書を登録しており、表記ゆれ(全角・半角、「ソフトウェア/ソフトウエア」など)を吸収して判定します。判定できなかった科目は取込画面に赤色で表示されるので、手動で割り当ててください。

COST REPORT

いちばん手間がかかるのは完成工事原価報告書

一般の決算書は売上原価を一括で表示していることが多く、材料費・労務費・外注費・経費の区分がありません。この区分は帳簿から作り直す必要があります。区分を誤ると経営事項審査の評点にも影響するため、根拠資料に基づいて按分してください。

材料費

工事に直接使った材料の費用。仮設材料の損耗額を含みます。工事に使わなかった在庫は材料貯蔵品として資産に残します。

労務費(うち労務外注費)

工事に従事した直接雇用の作業員の賃金・手当。常用契約など労務提供が主体の外注は「うち労務外注費」として内書きします。

外注費

工種・工程別に工事を請け負わせた費用のうち、労務外注費に該当しないもの。

経費(うち人件費)

動力用水光熱費、機械等経費、設計費、労務管理費、租税公課、地代家賃、保険料などの工事現場に係る費用。現場管理者等の人件費は「うち人件費」として内書きします。

販売費及び一般管理費との切り分け

本社の事務員の給料や役員報酬は工事原価に入れず、販売費及び一般管理費に計上します。現場と本社で兼務する場合は合理的な基準で按分します。

必ず一致させる金額

完成工事原価報告書の合計額は、損益計算書の「完成工事原価」と一致させます。ツールは差額を常時表示し、0になるまで警告します。

HOW TO USE

使い方

  1. 基本情報を入力する商号、事業年度、法人/個人の別を選びます。取り込む決算書の金額単位(円か千円か)を先に合わせてください。
  2. 決算書を貼り付ける会計ソフトの試算表や決算書から勘定科目と金額の列をコピーし、「① 決算書の取込」に貼り付けます。ExcelからのコピーやCSVをそのまま貼れます。
  3. 未分類の科目を割り当てる辞書で判定できなかった科目は赤色で表示されます。プルダウンから建設業財務諸表の科目を選んでください。
  4. 完成工事原価報告書を入力する材料費・労務費・外注費・経費を入力し、損益計算書との差額を0にします。
  5. 検算する貸借の一致、完成工事原価の整合、株主資本等変動計算書との一致を自動で確認します。エラーが0になるまで修正してください。
  6. 出力するExcel(様式別シート+変換対応表)、CSV、A4印刷から選べます。作業を中断する場合はJSONで保存できます。
CHECK POINTS

行政庁から補正を求められやすい点

貸借が一致していない

千円単位に丸めるときに合計だけを丸めると、内訳の合計と一致しなくなります。各項目を丸めてから合計を計算し直すのが正しい処理です。

税込経理のまま提出している

経営事項審査を受ける場合、財務諸表は税抜経理が原則です。税込のままだと完成工事高が過大になり評点に影響します。

完成工事原価が原価報告書と違う

損益計算書の完成工事原価と、完成工事原価報告書の合計は必ず一致させます。

兼業売上を区分していない

建設工事以外の売上がある場合、完成工事高と兼業事業売上高、およびそれぞれの原価を区分します。

変動計算書と貸借対照表がずれている

株主資本等変動計算書の当期末残高は、貸借対照表の純資産の各科目と一致させます。当期純利益も損益計算書と一致させます。

注記表を白紙で出している

該当がない項目も「該当なし」と記載します。重要な会計方針は必ず記載が必要です。

FAQ

よくある質問

このツールで作った財務諸表をそのまま提出できますか。

科目の読み替えと検算を機械的に行うツールであり、内容の正確性を保証するものではありません。特に完成工事原価の区分、兼業売上の区分、税抜処理は帳簿と突き合わせた判断が必要です。出力結果は必ず決算書の原本と照合し、必要に応じて税理士・行政書士に確認してください。

入力した決算数値は送信されますか。

送信も保存もされません。すべての処理はこのページを表示しているブラウザー内で完結します。通信を切った状態でも動作します。

個人事業主にも対応していますか。

対応しています。基本情報の「事業者区分」で個人を選ぶと、様式第18号(貸借対照表)と様式第19号(損益計算書)の形式に切り替わります。事業主貸勘定・事業主借勘定・元入金も自動で判定します。

完成工事原価の内訳が分かりません。

工事台帳、外注先への支払明細、給与台帳、現場経費の補助元帳から区分します。区分の根拠を残しておくと、経営事項審査や後年の確認に対応しやすくなります。区分が難しい場合はご相談ください。

前期の数字も必要ですか。

貸借対照表・損益計算書・完成工事原価報告書は当期の数字だけで作成できます。株主資本等変動計算書は当期首残高(=前期末の純資産)が必要です。前期の様式第17号が手元にない場合は、逆算ボタンで貸借対照表から当期首残高を求められます。

決算変更届の提出期限を過ぎてしまいました。

事業年度終了後4か月以内が期限です。過ぎている場合でも提出は可能ですが、未提出のまま放置すると更新申請が受理されません。複数期分をまとめて作成することもできますので、早めにご相談ください。

OFFICIAL SOURCES

様式の根拠と一次資料

基準確認日:2026年8月31日。様式・記載要領が改正された場合は最新の一次資料を優先してください。所管の行政庁により記載の取扱いが異なる場合があります。

財務諸表の作成から決算変更届の提出まで

完成工事原価の区分、兼業売上の切り分け、未提出年度のまとめ提出など、判断が必要な部分は特定行政書士がお引き受けします。決算書と前期の届出副本をご用意いただければ、必要な作業と費用をお見積りします。

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